夏陰の向こう

from Album "MUSEUM"

LYRICS

蝉時雨 風の抜け道 入道雲が途切れて消えた 金魚すくいの破れた紙の外 あの日から何度目の眩しさ 君がいた 疑う余地もなく 幼さだけが何かを駆り立てた 儚きものと 叶わぬ夢と 知っていながら耳を塞いでいた 切れた鼻緒の結び目のこと 君は覚えているんだろうか 今でも 花火が夜空に届いたら 声にならぬ音 肩越しの景色 思い出は星の数ほど まばたき一つ 夏陰の向こうへ いつからか大人になって 秘密の基地も草に埋もれて ズボンの裾も折らずに履いて シワの増えた眦を眺めている 時が経つほど積もる記憶が その面影も奪って行ったの 遥かな夜空の花弁 滲む君の色 足元も見えずに 花火が夜空に届いたら 響く下駄の音 背中越しの涙 思い出は星の数ほど まばたき一つ 夏陰の向こうへ どこにいようとも君に会いにゆくよ