LYRICS
もう明けようとする
隙間を暴く陽の
埃を照らしてきらめく朝に
されど続く夜が
誰も止めないでいる
am6時の目覚ましと
形の崩れた枕が二つ
窓は閉め切ったまま
君から抜け落ちた髪が もう君じゃないように
君から抜け落ちた思い出も君じゃないんだね
それは見逃した映画のハッピーエンドのよう
割れた花瓶も 頬についた涙も一方通行だ
笑って冷め切って不意に消えてしまわぬよう
君を見ていた
君を見ていただけだったからだ
もぬけの殻の心が服を着て
おのづからなる細道を往く
バスの窓に映った
君から抜け落ちた髪が もう君じゃないように
君から抜け落ちた思い出も君じゃないんだね
君を好きになる前には もう戻れないのに
君のものになる前の日常は戻ってしまった
それは期待して破れたハッピーエンドのよう
口をついたその呪いも刃も一方通行だ
繋がったはずだった指に結んだ赤い糸と
君を見ていた
まだ君を見ていたい
忘れたふりをした
幼気なプロローグごと
枯れた花弁もその間の僕らも一方通行だ
笑って冷め切って不意に消えてしまわぬよう
君を見ていた
君を見ていただけだったからだ